人財と人材の違いって?
2015年2月には有効求人倍率が23年ぶり1.15に回復し、実際の
肌感としてもあきらかに売り手市場なのは間違いないと思う今日この頃です。
先日嘉悦大学のライブケースに参加した際、自動車部品二次下請け企業の社長さんが仰ってました。
要約すると
「どうしても人の手が必要な工程がある。その技術に支えられているし
技術の維持と承継が最大の課題である。」
また、
「従業員をコストとして利益を追求する考え方も理解しているが、
現実問題従業員を大切に育てることが会社の利益に沿う業態もある。
そもそもミッションが違う。」
とも仰っていました。
全くその通りで、両方必要な考え方なんですよね。
一番の問題は、どちらが利益に沿うのかを明確に理解していない経営者だと思います。
いいときは大切に、厳しくなってきたらコストみたいな安易な考え方が最もダメな
パターンじゃないでしょうか。
別日のライブケースで、同友会の企業合同説明会で革新的な役割を果たす、システム関連会社の社長さんが仰っていました。
「私は人を材料としてみていない。人は財産だから必ず人財と表現するんだ。」
これから就職、転職をする方は、入りたい会社が従業員を人財とみているのか
それとも人材でしかないのか、をひとつの判断基準にしてみてはいかがでしょうか。