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​AKBカフェは知財とビジネスがミックスした高度な空間だった

もはや日本でAKBを知らない人はほとんどいないだろう。

これほど多くの人々を巻き込み認知されているグループはめったにいない。

まるで別世界の住人…と、勝手に棲み分けて触れてこなかったが、人のつながりで訪れるきっかけをいただいたので潜入してみた。

AKBカフェ

店内に入ると有名人が書いた色紙がズラリ!サインという証明もある。本人たちが書いたものに間違いないだろう。

有名人が書いた色紙

この色紙だけ見ても創作物として一定の価値が認められるものだと分かる。

色紙に価値を与えている要因は、もちろんAKBというブランド力と個人のオリジナルなアイデアだ。

推しメニュー

その日の推しメニュー。「小嶋 真子(こじま まこ)」さんが考案したらしい。

ランチメニューにはAKBメンバー各人の名前が冠されており、各々が考案したとうたっている。真偽のほどは分からないがビジネスとしては有効な手段だ。

この推しメニューを注文すると、好きな曲を1曲リクエストでき、壁一面の巨大スクリーンに映し出される。上映前にリクエスト者も紹介されるシステムだったらしく、項目通り本名やリクエスト理由を記入したら店内中に響き渡り…

他の人は匿名でリクエストしていたという…

それはさておき、

ランチひとつにこれでもかと付加価値を詰め込んで提供している点、目的が売ることだけではなく宣伝も意図している点、実際に競争を勝ち抜いている巨大ビジネスの一端に触れた気がした。さらに秋葉原電気街口という最高立地。これは強い。

他にも、AKBを連想させる衣装を纏った店員さん、各種映像など店内にあふれていたが、写真撮影は厳格に規制されていた。豊富なオリジナルコンテンツの宝庫だけに著作権など知財保護対策もバッチリというわけだ。

店員さんも撮影禁止ということは、個人の情報を守るためと、ここから新たなスターがでたときを見越しての対策だろうか?

圧倒的優位性を持った商品、地域特性の活用と融合、メディア戦略、コンテンツビジネス、販促、知財戦略etc…

これら全てが見事に組み合わさっている。

AKBをアイドルグループとしてだけ認識するのはもったいない。

超高度なビジネスモデルのお手本として知ることが重要だ。

パテナビ取材班

A「いや~、アキバカフェすごかったね!」

B「ちゃう、“エーケービー”カフェや(呆)」

A「・・・(゚Д゚;)・・・」

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