著作権の戦時加算て知っとるけ? ~戦後は終わってないですよ(by JASRAC)~
TPPで盛り上がってるんであえて取り上げとこうと思います。
これ、あんまり知られてないんじゃないかなぁ
知られると政治的イデオロギーを誘発するから皆この話題避けてるんですよね。
著作権の保護期間て知ってますか?
著作権の保護期間は原則、著作者の生存年間及びその死後50年間(特例はあります)です。
でも、第二次世界大戦の戦勝国である連合国(アメリカ、イギリス、フランスなど他多数)の保護期間は、
“著作者の生存年間及びその死後50年間+大体10年間前後が加算”
になるわけです。
※詳しくは
を見てください。
ちなみにこれ、日本国内での話です。
戦時加算のペナルティーを負っているのは全世界で日本だけですからね。
分かりやすく言うと、
日本国内で日本人が創作した著作権は著作者の生存年間及びその死後50年間だけど
外国人(連合国)が創作した著作物は著作者の生存年間及びその死後50年間+大体10年間前後の間権利が保障される
ってわけです。
近代は文化が花開いた時代。
はっきりいってめちゃくちゃ不平等なルールなんですよね。
だって日本といえば音楽の市場規模は全世界で1~2位だし、世界に誇るアニメとかアニメとかアニメだし…
文化的創作物もはっきりいって凄いじゃないですか。
中世~ならいざ知らず、現代では世界をリードする文化大国だと思うのですよ。
それでも日本の著作物は早々に保護期間切れになってしまうわけです。
(心のつぶやき:なんで加算なのか意味不明。もうあほかと。賭けてもいいですが敗戦国叩きですね。)
そんななか、TPPにおける著作権の保護期間について
アメリカ「日本での保護期間、もういっそ50年じゃなくて70年にしてよ。分かりやすいっしょ?あっ、もちろん日本くんの保護期間は変わらず50年ね」
日本「あ、うーん、分かりました…かも」
みたいな状況になってるんじゃないかー!?
だとしたらザケンナー!って突き上げくらってるわけです。
だって、戦時加算よりもさらに約10年間上乗せされるわけですから当然ですよね。
世界は平等!!ラブ&ピース!!
じゃないんですよー
利害関係にある人は真剣に考えることをおすすめします。