武田薬 訴訟をおこしたら自分の特許が無効にされた!ワラエナイ…
- 田中康之
- 2015年8月20日
- 読了時間: 2分

(引用元)
武田薬品工業の米子会社ミレニアム・ファーマシューティカルズが多発性骨髄腫治療薬「ベルケイド」の特許をめぐり後発医薬品(ジェネリック)メーカーを相手取って起こしていた訴訟で、米連邦地裁は20日、2022年に失効するミレニアムの特許を無効とする判断を下した。これにより、ジェネリックとの競争が数年早まる見通しとなった。
(引用ここまで)
これ、笑えない事件です。
特許権て独占排他の強力な権利で、発明を保護することで発明家にやる気出してもらおうって制度なんです。
決められた期間はあなただけが発明を使っていいですよっていう国からのお墨付きですね。
それを真似されたり勝手に使われたりしたら「ザケンナー!」ってなりますよね。
今回「ザケンナー!」って後発医薬品(ジェネリック)メーカーを提訴したら、逆に自分がもってた特許権を無効にされてしまったという…
結果として訴訟をおこさないで放置してたほうがマシだったってハナシです。
記事によれば、多発性骨髄腫治療薬「ベルケイド」の特許権は2022年まで期間があったのに、無効にされてしまったため2017年5月に失効してしまうとのことです。
何が一番衝撃だったかというと、強力な特許権をもつ側が無効にされてしまうと独占排他の根幹が揺らぐというか、
特許を侵害している相手に「ザケンナー!」って言えなくなっちゃいますよね。
これからは、製薬会社が後発医薬品(ジェネリック)メーカーを提訴することについて、二の足を踏むことになるでしょう。
あれ?特許権て強力な権利じゃなかったけ?
ああ、そうでもなかったね
みたいな。
うんワラエナイ
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