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新日鐵住金とポスコが和解協議 営業秘密の不正取得はダメ!絶対!


(引用元)

財界6位のポスコが日本の鉄鋼メーカー新日鉄住金(旧新日本製鉄)に方向性電磁鋼板の製造技術関連営業秘密および特許侵害に対する合意金名目で3000億ウォン(約300億円)を支払うことにした。また、電磁鋼板を輸出する際には技術使用料(ロイヤリティー)を支払い、地域別輸出物量も協議して決めることにした。その代わり新日鉄は、韓国、日本、米国でそれぞれ起こした関連訴訟をすべて取り下げることにした。国内外鉄鋼市場の不振、過去の経営不良に対する構造調整の遅延、検察捜査などで創社以来最大の危機を迎えているポスコの困難がさらに深まるものと見られる。

(引用ここまで)

ついに決着ですね。

この大事件は、新日鐵住金の秘中の秘『方向性電磁鋼板の製造技術』の営業秘密を元社員が持ち出し、ポスコが不正取得したとして争っていた裁判です。

新日鐵住金は『方向性電磁鋼板の製造技術』が公開されることすらよしよせず、特許出願もしないという徹底ぶりでした。

コカ・コーラの製造技術と一緒ですね。門外不出の技術です。

だったのですが・・・持ち出されてしまったという。

というか、ぶっちゃけて言うと莫大な報酬を餌にポスコに売り渡してしまったんですね。

事件が発覚した当時は、(何せ特許など知的財産権で保護していなかったわけですから)営業秘密の侵害でどこまで新日鐵住金の主張が認められるか注目が集まったわけです。

その後、製法上の特許侵害を巡って壮絶な場外乱闘を経て、結局ポスコは自らの非を認めたということです。

でもコレ、勝ったの?負けたの?っていう判断はすごく難しいと思います。

個人的には痛み分けなイメージです。

ポスコが非を認める形なのでそこだけ見れば勝ちですが、結局ポスコは技術を使用し続けられますからね。

もともとは門外不出だったわけですから。

まぁ、ポスコも業績不振続きの最中、莫大な和解金やロイヤリティーの支払いがかかってくるので、相応の対価を支払うことにはなりそうですが。

勝ち負けはさておき、営業秘密も知的財産である!という明確な結果がでたわけで、今後の重要な試金石になりそうです。

営業秘密の持ち出しは大変なことになりますよ。

特に秘密保持契約を結んでいる場合はヤバいです。

営業秘密の持ち出しダメ!絶対!(どっかで聞いたフレーズとか言わないように)

さあ皆ではやらそう(ぇ

パテナビ

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