AIの出願件数増大中 なくなるお仕事も増大中
(引用元)
近年注目を集める人工知能(AI)。特許庁によるとAI関連の特許出願件数で米国勢が抜きんでている。AIは自動運転車やサービスロボットなどに不可欠な技術で、「将来自動車産業などで日本の競争優位が覆される懸念」(2015年版ものづくり白書)も出始めた。他方、AIの性能を支えるビッグデータ(大量データ)関連の特許では日本勢が善戦。AI分野で巻き返すうえでカギを握りそうだ。
(引用ここまで)
記事は、AI関連の特許出願において米国が抜きんでて出願件数を増大させており、次いで中国、日本、欧州勢が続くというもの。
また、AIを支えるビッグデータ関連においても米国が首位だが、日本は2位と健闘しており、AI技術の進歩が目覚ましい。
特許出願したからといってそのまま技術革新につながるわけではないが、AI技術が加速度的に進んでいくのは間違いないだろう。
AIつまり人工知能の発達は、我々に何をもたらすのか。
圧倒的な利便性だけではない。ひきかえに人間のカテゴリーたる職業が浸食されていくことに警鐘を鳴らしたい。
2014年話題になったオックスフォード大学マイケル・A・オズボーン博士の論文「未来の雇用」では、米国労働省が定めた702の職業をクリエイティビティ、社会性、知覚、細かい動きといった項目ごとに分析し、それぞれの職業の10年後の消滅率を割り出している。
702の職業についてランキング付けしており、たとえば、Paralegals and Legal Assistants法律家をサポートする類の仕事は94%の確率で消滅するとしている。
果たしてこの調査がどの程度現実味を帯びてくるかは未知数だが、ほんの5~6年前には想像もできなかったような技術が今目の前にある現実。
全てを否定することはできないだろう。
いくつかの職業は間違いなくAI(ロボット)にとってかわられていく。
これまでそうだったように、10年後は誰も予想できなかったような進歩が遂げられていると思う。
その進歩とは時代の変化を意味し、変化についていける者とついていけない者との間で格差が生じるだろう。
幸いなことに、今私たちは準備できる。
変化を見据えて行動することができる。